介護の分野では国によって介護の報酬に関する改定が3年毎に行われています。普段の生活では馴染みが少ない介護業界ですが、この改定の度に大きな変化があります。特に介護の柱として介護従事者の働きやすい環境作りと待遇の向上が現政権では必要と言われています。逆にいうと、それだけしないと人材が集まらないという事に国は頭を悩ませているというわけです。
3年毎に介護分野では必要な職種には手厚い報酬を支払い、介護の重症化を予防する取り組みに力を入れています。この取り組みの為には、全体を把握し、適切なマネジメントが出来る人材が必要不可欠です。ですが、現在の介護業界は人材の確保が難しく、学歴や経歴よりも経験年数が重要となっています。介護の分野では、介護に関する直接的な支援技術等は経験で培われますが、全体を見て、効率的に人材を配置したり、経費の計算、営業などはほとんど学ぶ機会が無いのが現状です。そのような中、一般企業で営業活動を豊富に経験している人や、パソコン作業を通じてスケジュール管理やパワーポイント等で分かり易い資料を作れる人は、これからの介護業界で必要不可欠な存在になれます。
特にそれまで異業種の企業で中間管理職で活躍した人が介護業界に転職すると業務効率が上がり、職員の負担はかなり軽減します。また、国の今後の方針からも介護職の経験年数に応じて報酬を上げる方針が定まっている事からも、転職後に給料が下がっても数年後には転職前と同程度になる可能性が高いといえます。これからの介護業界が明るく健全に運営されるためにも、一般企業での経験豊富な人材が必要とされています。